FC2ブログ

東アジア交流史学会

 本ブログで紹介してきている科研費による研究は、「東アジアの文脈」を特に意識した研究計画となっており、したがって、本ブログでも「アジア・キリスト教」というカテゴリを設定し、記事を掲載する予定である。今回は、その最初の記事となる。
 この科研費による研究では、韓国や中国へのフィールド調査も当然実施されることにことになっているが、東アジアという文脈を意識した研究としては、そのほかに次のようなことが行われる。

・「東アジア・キリスト教」とテーマとした、研究会や学会への参加。研究者との意見交換、ネットワーク作り。
・「東アジア・キリスト教」におけるキリスト教思想の動向に知る上で重要と思われる中国語・朝鮮語の論文の翻訳。

 昨日(1月21日)は、2013年から活動を行っている「東アジアキリスト教交流史研究会」(会長・李省展 恵泉女学園大学)の「ワークショップin 立命館大学茨木キャンパス」(立命館大学茨木キャンパス B棟4階研究会室1)に参加し、講演を行う機会が与えられた。参加者は40名程度であり(よく知っている方々、名前だけで今回初めてお目にかかる方々など)、東アジアという視点からのキリスト教研究の広がりが感じられるものであった。

わたくしの講演は、「東アジアキリスト教交流史研究の地平―現状と課題の分析より─」(60分+質疑)というタイトルであったが(別の研究会におけるジャーナルに「研究ノート」として論文化を予定している)、午後の研究発表は、次のようなタイトルで行われた。

・浜田直也「賀川宛天羽英二書簡に見る日中戦争時下の外務省と賀川豊彦」
・朱海燕「1922年の非キリスト教運動のキリスト教会への影響―広州の『真光雑誌』の対応を中心に」
・北口学「インドネシア、マレーシアにおけるフランシスコ・ザビエルの足跡をたどる旅から帰国して現状報告」
・徐亦猛「イ族における内地会の宣教活動―雲南省禄勧県を中心に」
・神山美奈子「W.M.ヴォーリズ (W.M.Vories)がみた植民地朝鮮」
・辻直人「戦前期在米YMCAにおける国際交流事業についての一考察―湯浅八郎の活動を中心に―」
・今高義也「柏井園の軍国主義批判―――『文明評論』誌上の論説を中心に」

 今回の交流史研究会では、「ワークショップ」とあるように、前日の20日(金)に高山右近を遺跡のフィールドワークが実施され、研究発表とフィールドワークとを結びつけた形での行われてきている。年2回の開催。また、海外での研究会も実施されており、2018年には台湾での研究会が企画されつつあるようである。次回は、7月28日29日に、東北学院大学での研究会とのことである。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

LogosOffice2

Author:LogosOffice2
本ブログでは、2016年度から(18年度まで)開始の科学研究費による研究「拡張された自然神学の具体化としての「科学技術の神学」─東アジアの文脈で─」に関連した情報を掲載してきましたが、今回、その内容を現代キリスト教思想に関わるものに変更することになり、ブログ・タイトルを「現代キリスト教思想の諸問題」に変更することにしました。しばらくは、具体的な掲載内容をめぐり方向を探りたいと思いますが、徐々に本格化させてゆきます。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カテゴリ