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『長周新聞』から(2018/1/17の記事)

 最近の 『長周新聞』 の第4面を紹介します。第4面は、書評・本棚などが掲載される面ですが、今週の号には、興味深い書籍などが書評・紹介されています。

1.2018/1/12:第8143号
・池内了 『科学者と軍事研究』 岩波新書。
「軍事共同反対運動の到達と現状を報告」
「軍事研究許さね科学者の使命」「研究費で縛る大学改革にメスを」

 防衛装備庁への応募数激減に対して、市民世論が高揚したことが影響したこと。
「研究者版経済徴兵制」(「大学等の研究者の形状研究費はほぼ枯渇し、今や競争的資金を獲得しなければ科学研究をすることが困難」。「たとえ軍からの資金であろうと、成果が公表できなくなっても、せめて研究が継続できる状態を維持したいと望む研究者が出てくるのは当然」)が進行中であること。

 この書評に続いて、「防衛装備庁、4大学採択を公表」「企業応募に科学者組込む」「軍産学複合形成に注意 返上求める声明も」という記事が掲載され、4大学として、岡山大、東海大、東京工科大、東京農工大が、挙げられている。

・藤原辰史 『戦争と農業』 集英社インターナショナル新書。
「食べ物が大量廃棄される時代」「農業生産力発展の一方 数社が握る世界の食を考える」

2.2018/1/15:第8144号
・ロブ・ダン 『世界からバナナあなくなるまえに』 青土社。
「単一品種化で絶滅に瀕する作物」「農業グローバル化の結末 病気が襲うと立ち直れず」
「稲作絶滅したインドネシア」

 農業の危機とはまさにこのこと。グローバル化の実態。環境問題とはここにある。天災と人災は不可分にやってくる。

・「早稲田大学の113億円の非公開株運用」「苦境に立つ私学が金融資本の餌食に」「リスク性の高い商品運用に方針転換」

 これは、書評ではありませんが。ここに日本の大学の現状があることは記憶すべき事柄。何が問題かは、先の軍事研究とも通底する。今回、『長周新聞』を紹介したいと考えたのは、この早稲田の記事との関係である。

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Author:LogosOffice2
本ブログでは、2016年度から(18年度まで)開始の科学研究費による研究「拡張された自然神学の具体化としての「科学技術の神学」─東アジアの文脈で─」に関連した情報を掲載してきましたが、今回、その内容を現代キリスト教思想に関わるものに変更することになり、ブログ・タイトルを「現代キリスト教思想の諸問題」に変更することにしました。しばらくは、具体的な掲載内容をめぐり方向を探りたいと思いますが、徐々に本格化させてゆきます。

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