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宇宙倫理学

 人類の活動が宇宙に及んで(と言っても、地球の周辺が主ではあるが)、すでに半世紀以上が経過し、宇宙をめぐる活動にも倫理が求められるようになってきた。耳慣れない言葉ではあるが、綜合的応用倫理学としての宇宙倫理学の登場である。その内容については、まず以下に紹介の文献の「序章」をご覧いただきたい。

伊勢田哲治、神崎宣次、呉羽真編
『宇宙倫理学』
昭和堂、2018年12月25日。

序章 宇宙倫理学とは何か (水谷雅彦)
付録 二十一世紀の夢 (手塚治虫)

第Ⅰ部 宇宙倫理学の方法と綜合的アプローチ
  第1章 宇宙活動はなぜ倫理学を必要とするか
       (磯部洋明)
  第2章 宇宙倫理学のエッセンス
       ──社会科学との協働に向けて
       (清水雄也)
  第3章 宇宙の道と人の道──天文学者と倫理学者の対話
       (対談者:柴田一也・伊勢田哲治)
    コラムA:宇宙倫理学の隣接分野(1)
        ──宇宙医学・宇宙行動科学 (立花幸司)
    コラムB:宇宙倫理学の隣接分野(2)
        ──宇宙法 (近藤圭介)

第Ⅱ部 宇宙進出の光と影
  第4章 政治哲学から見た宇宙政策
      ──有人宇宙探査への公的投資は正当か
       (呉羽真)
  第5章 科学技術社会論から見た宇宙事故災害
      ──スペーズシャトル事故から何を学ぶか
       (杉原桂太)
     コラムC:有人宇宙飛行に伴う生命と健康のリスク
       (呉羽真)
     コラムD:宇宙動物実験 (吉沢文武)

第Ⅲ部 新たな生存圏としての宇宙
  第6章 宇宙時代における環境倫理学
      ──人類は地球を持続可能にできるのか 
      (神崎宣次)
  第7章 宇宙に拡大する環境問題
      ──環境倫理問題としてのスペーズデブリ
      (伊勢田哲治)
  第8章 惑星改造の許容可能性
      ──火星のテラフォーミングを推進すべきか
      (岡本慎平)
     コラムE:宇宙災害と対策 (玉澤春史)

第Ⅳ部 新たな活動圏としての宇宙
  第9章 宇宙ビズネスにおける社会的責任
      ──社会貢献と営利事業をどう両立させるのか
      (杉本俊介)
  第10章 宇宙における安全保障
      ──宇宙の武装化は阻止できるか (大庭弘継)
  第11章 宇宙資源の採掘に関する道徳的懸念
      ──制度設計に向けて理論構築できるのか
      (近藤圭介)
      コラムF:衛星情報とプライバシー
            (伊勢田哲治)
      コラムG:宇宙開発におけるデュアルユース
            (神崎宣次)
      コラムH:宇宙科学と地域社会のコンフリクト
            (軽部紀子)

第Ⅴ部 宇宙から人類社会を見直す
  第12章 宇宙倫理とロボット (稲垣振一郎)
  第13章 人類存続は宇宙開発の根拠になるか
       (吉沢文武)
      コラムI:地球外知性探査と
           ファーストコンタクト (呉羽真)
      コラムJ:宇宙コロニーでの労働者の権利
           (杉本俊介)
      コラムK:未来の戦場としての宇宙 (大庭弘継)

あとがき (伊勢田哲治・神崎宣次・呉羽真)
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本ブログでは、2016年度から(18年度まで)開始の科学研究費による研究「拡張された自然神学の具体化としての「科学技術の神学」─東アジアの文脈で─」に関連した情報を掲載してきましたが、今回、その内容を現代キリスト教思想に関わるものに変更することになり、ブログ・タイトルを「現代キリスト教思想の諸問題」に変更することにしました。しばらくは、具体的な掲載内容をめぐり方向を探りたいと思いますが、徐々に本格化させてゆきます。

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