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認知科学と宗教研究2

 前回は、認知科学と宗教研究というテーマに関する日本における代表的な研究として、井上順考の論文を取り上げた。井上は、その後も、同テーマの関わる論考を著している。今回は、宗教哲学会の第9回学術大会におけるシンポジウム「脳神経科学と宗教の未来」における提題をもとにして論文化された井上の論文を取り上げたい。

宗教哲学会
『宗教哲学研究』 No.35、
昭和堂、2018年。

井上順考
「宗教研究は脳科学・認知科学の展開にどう向きあうか」(pp.28-46)

 はじめに
 1 神道研究に関係する問題
   (1)神観念
   (2)罪・穢れなどの観念
 2 新宗教研究に関する問題
   (1)教祖論
 3 脳科学・認知科学等と宗教研究
   (1)ユニバーサル・ダーウィニズム
   (2)意識と無意識
   (3)記憶
 むすび
 注

 前回の紹介の論文に比べ、宗教研究との関わりをめぐる議論がより具体的になっている。今後の議論の出発点として踏まえるべき論考である。
 なお、『宗教哲学研究』 No.35、には、井上論文のほかに、シンポジウムを論文化した次の二つの論文が掲載されている。

・芦名定道 「宗教哲学にとっての脳神経科学の意義」
・冲永宣司 「超越的次元のゆくえ──宗教経験の脳神経科学をふまえて」
   




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本ブログでは、2016年度から(18年度まで)開始の科学研究費による研究「拡張された自然神学の具体化としての「科学技術の神学」─東アジアの文脈で─」に関連した情報を掲載してきましたが、今回、その内容を現代キリスト教思想に関わるものに変更することになり、ブログ・タイトルを「現代キリスト教思想の諸問題」に変更することにしました。しばらくは、具体的な掲載内容をめぐり方向を探りたいと思いますが、徐々に本格化させてゆきます。

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