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東アジアの関係史3

 前回は、「日中関係史」は、分量的な関係で紹介が半分で終わったので、今回は、残り半分、つまり2巻分を紹介する。テーマは、社会・文化と民間であり、もし、日中関係史に宗教を入れるなら、この部分になるだろう。しかし、残念ながら、そういう視点は見られない。

1.園田茂人編『日中関係史 1972-2012 Ⅲ社会・文化』東京大学出版会、2012年。
刊行にあたって
 序章 日中相互認識の四〇年──文化イベントにみる相互イメージの不定型化 (園田茂人)

Ⅰ 冷戦体制化と「日中友好」
 第一章 パンダがやってきた!(一九七二年)──中国の対日ソフト・パワー史 (家永真幸)
 第二章 「太平学校」とは何か(一九八〇年)──日中知的交流事業の紆余曲折 (小熊旭・川島真)
 第三章 進出か、侵略か(一九八二年)──日中歴史認識問題の変遷と課題 (川島真)
 第四章 歓迎、中野良子!(一九八四年)──映画による相互イメージの変転 (玉腰辰己)
 第五章 もう一つの天安門事件[中国では六・四事件と呼ぶ](一九八九年)ちゅう」──日中相互認識をめぐる報道フレームの転換 (高井潔司)

Ⅱ 錯綜するす利益とまなざし
 第六章 台湾・総統選挙の衝撃(一九九六)──日中関係を揺さぶる台湾ファクター (清水麗)
 第七章 酒田短期大学、閉校す(二〇〇二年)──日中留学交流秘史 (牧野篤)
 第八章 北京工人体育場の悲劇(二〇〇四年)──スポーツにみる日中関係史 (吉岡桂子・斎藤徳彦)
 第九章 大連、吹き荒れるストライキ(二〇〇五年)──日本人ビジネスマンが見た企業内摩擦の変遷 (園田茂人)
 第一〇章 〝池袋チャイナタウン〟構想に「待った」(二〇〇八年)──日本型共生に向けて (陳来幸)
 
総索引は、『日中関係史 1972-2012』(全三巻)を通した索引として、Ⅲ社会・文化に収める。

2.園田茂人編『日中関係史 1972-2012 Ⅳ民間』東京大学出版会、2014年。
刊行にあたって
Ⅰ 対立と摩擦を超えて
 序文 (園田牧人)

Ⅱ 井戸掘り人世代から見た「二〇一二年問題」
 1 政治家はナショナリズムをコントロールすべきだ  (福田康夫)
 2 四〇年前の日中友好報道は大誤算だった (田畑光永)
 3 日本の劣化が関係に変化をもたらした (福川伸次)
 4 民が官を促す時代 (岡﨑雄兒)
 5 それでも交流は続けるべきだ (笹川陽平)

Ⅲ 「民」が生み出す新たな日中関係
 1 「非接触型対抗」の誕生──尖閣問題は、いつ、どのように問題化したか (陳 嵩)
 2 大衆文化がつなぐ日本と中国──ファンダムの誕生は何を意味しているか (祝 方悦)
 3 国際観光新時代──旅行者が紡ぐ新たな日中関係 (陳 晶)
 4 見合い結婚から恋愛結婚へ──日中国際結婚が示唆する現実 (郝 洪芳)
 5 国家関係から市民関係へ──「市民的世界」の拡大と日中連携の可能性 (李 妍焱)

Ⅳ 日中関係四〇年を俯瞰する
 新たな日中関係にむけて (園田茂人・丸川知雄・高原明生)

 以上が、後半の2巻です。
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Author:LogosOffice2
本ブログでは、2016年度から(18年度まで)開始の科学研究費による研究「拡張された自然神学の具体化としての「科学技術の神学」─東アジアの文脈で─」に関連した情報を掲載してきましたが、今回、その内容を現代キリスト教思想に関わるものに変更することになり、ブログ・タイトルを「現代キリスト教思想の諸問題」に変更することにしました。しばらくは、具体的な掲載内容をめぐり方向を探りたいと思いますが、徐々に本格化させてゆきます。

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